PAGE TOP
ブログ

岐阜で工務店を選ぶ7つのポイント|ハウスメーカーとの違いも解説

「岐阜で家を建てたいけれど、工務店とハウスメーカーのどちらに相談すればよいのだろう」「工務店の数が多すぎて、何を基準に比べればよいのかわからない」。家づくりを考え始めた方の多くが、最初にこうした悩みにぶつかります。住宅は一生のうちに何度も買うものではないため、判断の物差しを持てずに迷ってしまうのは自然なことです。

岐阜県は、夏の暑さが厳しく冬は底冷えしやすい平野部と、雪が多く冷え込みの強い飛騨地方とで気候が大きく異なる地域です。そのため、住まいに求められる性能や間取りの工夫も、建てる場所によって変わってきます。地域の特性を理解しているかどうかは、依頼先を選ぶうえで見逃せない視点といえます。

一方で、工務店にはそれぞれ得意分野や家づくりの考え方があり、同じ「注文住宅」でも提案内容は会社ごとに大きく異なります。価格や広告の印象だけで決めてしまうと、住み始めてから「もっと比較しておけばよかった」と感じるケースも少なくありません。

本記事では、岐阜で家づくりを検討している方に向けて、工務店とハウスメーカーの違いや、工務店を選ぶ際に確認したい7つのポイントを解説します。施工実績や住宅性能、費用、担当者との相性など、比較するときに見るべき部分を整理し、自分たちに合った工務店を見つけるための考え方をご紹介します。

あわせて、複数の会社を比べる際の注意点や、相談前に家族で話し合っておきたいことも取り上げています。岐阜での工務店の選び方に迷っている方は、ぜひ最後までお読みいただき、後悔しない依頼先選びのヒントとしてお役立てください。

岐阜で家を建てるなら工務店?ハウスメーカー?

岐阜で注文住宅を建てる場合、主な依頼先は「工務店」と「ハウスメーカー」の2つに分かれます。どちらも家を建てる会社であることに変わりはありませんが、会社の規模や家づくりの進め方、提案のスタイルには違いがあります。まずはそれぞれの特徴を知っておくと、工務店の選び方も整理しやすくなります。

よく「工務店は安い」「ハウスメーカーは高品質」といったイメージで語られることがありますが、実際にはどちらにも幅があり、一概には言い切れません。会社の種類ではなく中身で比べる姿勢が、満足度の高い家づくりにつながります。

ここでは、工務店とハウスメーカーそれぞれの特徴を整理したうえで、どのような考え方で依頼先の方向性を決めればよいかを解説します。岐阜という地域ならではの視点もあわせて確認していきましょう。

工務店は地域に根ざして家づくりを行う会社が多い

工務店は、特定の市町村やその周辺エリアを中心に営業している会社が多いのが特徴です。社長や設計担当、現場監督、大工といった家づくりに関わる人たちが同じ地域で暮らしていることも多く、顔の見える距離感で相談できる点に安心感を覚える方も多くいます。

会社の規模は数名から数十名程度までさまざまで、新築だけを専門にする会社もあれば、リフォームや修繕、古民家の改修まで幅広く手がける会社もあります。地元で長く営業している工務店は、建てた後の点検や修理の相談にも応じやすい体制を持っている傾向があります。

設計や仕様の相談に柔軟に対応しやすい

工務店の多くは、あらかじめ決められた商品プランを販売するのではなく、施主の要望を聞きながら一から間取りや仕様を決めていく家づくりを行っています。そのため、変形地や狭小地にも合わせた設計を相談しやすく、「この場所に収納がほしい」「家事動線を短くしたい」といった細かな要望も反映しやすい傾向があります。

また、キッチンや浴室などの住宅設備、床材や外壁材といった建材についても、複数のメーカーから選べる場合が少なくありません。こだわりたい部分にはしっかり予算をかけ、そうでない部分は抑えるといった調整がしやすいのは、自由度の高い注文住宅ならではのメリットです。

地域の特徴を踏まえた提案を期待できる

岐阜市や大垣市などの濃尾平野側は、夏に気温が上がりやすい地域として知られています。気象庁の平年値を見ると、岐阜市の8月の平均気温は28℃前後、1月は4〜5℃程度で、寒暖差の大きさがわかります。県内では多治見市で40℃を超える気温が観測されたこともあり、夏の暑さへの備えは欠かせません。

一方、高山市をはじめとする飛騨地方は冬の冷え込みが厳しく、積雪への配慮も必要になります。同じ岐阜県内でも、断熱の考え方や屋根の形状、窓の配置などに求められる工夫は変わってきます。地元で施工を重ねてきた工務店であれば、こうした気候の違いを踏まえた提案を期待しやすいでしょう。

さらに、地域ごとの土地の特徴や周辺環境、町内の暮らし方などにも詳しいケースがあります。たとえば長良川や木曽川の流域では、過去の水害の歴史からハザードマップを確認しながら基礎の高さを検討するなど、土地の条件に合わせた設計の工夫が求められる場面もあります。

ハウスメーカーは広いエリアで住宅を提供している

ハウスメーカーは、全国や複数の県にまたがる広い範囲で住宅を販売している会社を指すのが一般的です。住宅展示場にモデルハウスを構え、テレビCMやカタログなどで広く宣伝していることも多いため、ブランドとしての知名度や安心感を重視する方から選ばれる傾向があります。

組織が大きいぶん、営業担当、設計担当、インテリアコーディネーター、工事担当といったように役割が分かれている場合が多く見られます。専門分野ごとに担当者がつく一方、窓口が変わるたびに要望を伝え直す必要が生じることもあるため、進め方の違いとして知っておくとよいでしょう。

商品や仕様がある程度規格化されている場合が多い

ハウスメーカーでは、構造や工法、標準仕様があらかじめ決められた「商品」をベースに家づくりを進めるケースが多く見られます。部材を工場で生産するなど品質を安定させる仕組みが整っており、性能や仕上がりのばらつきが少ない点は大きな強みです。

その反面、商品の枠を超えた間取りや特殊な仕様を希望すると、対応が難しかったり追加費用が大きくなったりする場合もあります。工務店とハウスメーカーの主な違いを、下の表で整理しました。あくまで一般的な傾向であり、会社によって異なる点にはご注意ください。

比較項目工務店ハウスメーカー
営業エリア地元とその周辺が中心全国・広域に展開
設計の自由度高い傾向。一から設計する会社が多い商品の範囲内で選ぶ形が多い
品質の安定性会社ごとの差が大きい規格化で均一になりやすい
担当体制少人数で一貫対応が多い部署ごとに分業が多い
アフター対応距離が近く駆けつけやすい長期保証の仕組みが整備

どちらが合うかは家づくりで重視することによって変わる

工務店とハウスメーカーのどちらが優れているかという問いには、正解がありません。大切なのは、自分たちが家づくりで何を最も重視したいのかをはっきりさせることです。優先順位によって最適な依頼先は変わるという前提に立つと、比較の迷いがぐっと減ります。

たとえば「土地の形に合わせて間取りを自由に決めたい」「地元の会社に長く見てもらいたい」という方は、工務店と相性がよい傾向があります。反対に「完成形をモデルハウスで確かめてから決めたい」「全国規模の会社の保証体制に安心したい」という方には、ハウスメーカーが合う場合もあるでしょう。

迷っている段階であれば、工務店とハウスメーカーの両方から話を聞いてみるのも一つの方法です。実際に打ち合わせをすると、提案の仕方や担当者の雰囲気、費用の考え方の違いが体感として見えてきます。そのうえで工務店に絞り込むと決めた方は、次に紹介する7つのポイントを参考に比較を進めてみてください。

岐阜で工務店を選ぶ7つのポイント

岐阜には、地域密着の小規模な会社から複数の拠点を持つ会社まで、数多くの工務店があります。選択肢が多いからこそ、何を確認すればよいかをあらかじめ整理しておくことが、工務店の選び方で失敗しないための近道です。

ここでは、比較の際に押さえたい7つの視点を順番に解説します。すべての項目で満点の会社を探すというよりも、自分たちが重視する項目で納得できる会社を見つけるための物差しとして活用してください。

まずは7つのポイントの全体像を、下の表で確認しておきましょう。それぞれの項目で何を見ればよいかを把握しておくと、打ち合わせや見学会の場で聞くべきことが明確になります。

ポイント主な確認内容
1.得意分野施工事例のデザイン・間取りの傾向
2.住宅性能・工法断熱・耐震の等級や根拠の説明
3.予算総額の目安と費用調整の提案力
4.担当者相談しやすさ、注意点の説明
5.保証・アフター保証期間、定期点検の時期と内容
6.岐阜での実績施工エリア、土地への提案力
7.現地確認見学会・施工現場を見られるか

1.希望する家づくりと工務店の得意分野が合っているか

工務店には、それぞれ得意とする家のスタイルがあります。木の質感を生かしたナチュラルな住まいが得意な会社もあれば、シンプルでモダンな外観を多く手がける会社、平屋や二世帯住宅に強い会社など、特色はさまざまです。得意分野と要望のずれは、打ち合わせの長期化や仕上がりへの不満につながりやすくなります。

最初に確認したいのは、その会社がどのような家を建ててきたのかという点です。自分たちが思い描く住まいに近い家を建てている工務店であれば、要望のイメージを共有しやすく、提案の精度も高まることが期待できます。

施工事例からデザインや間取りの傾向を見る

多くの工務店は、ホームページやInstagramなどのSNSで施工事例を公開しています。外観や内装の写真を何件か続けて見ていくと、その会社が好んで使う素材や色合い、窓の取り方などに共通点があることに気づくはずです。写真の雰囲気が自分たちの好みと合うかを、まずは直感的に確かめてみましょう。

デザインだけでなく、間取りの傾向にも注目するのがおすすめです。リビングと庭のつながり方、家事動線の取り方、収納の配置などを見ると、その会社が暮らしやすさをどのように考えているかが見えてきます。事例に添えられた説明文やコンセプトも、あわせて読んでおくと参考になります。

自分たちの要望に近い住宅の実績を確認する

デザインの好みが合っていても、家族構成や敷地条件が大きく違う事例ばかりでは、実際の家づくりのイメージがつかみにくいものです。たとえば「子育て世帯の30坪前後の住まい」「親世帯との同居を見据えた家」「旗竿地に建てた家」など、条件の近い事例があるかどうかを探してみてください。

ホームページで見つからない場合は、相談の際に「こういう条件の家を建てた実績はありますか」と直接尋ねてみるのも有効です。写真や図面を見せてもらいながら、そのときにどのような工夫をしたのかを聞くと、会社の対応力や提案の引き出しの多さも見えてきます。

2.住宅性能や工法について納得できる説明があるか

住宅性能は、完成後の暮らしの快適さや光熱費、万が一の災害時の安全性に直結する要素です。一方で、断熱性や耐震性は完成した家を見ただけでは判断しにくく、数値や根拠をもとにした説明が欠かせません。

「うちは高性能です」「地震に強い家です」といった言葉だけでは、どの程度の性能なのかがわかりません。どの基準に照らしてどの等級を満たしているのか、どのような工法で建てるのかを、専門知識がない人にもわかる言葉で説明してくれるかどうかが、工務店の誠実さを見極めるポイントになります。

また、2025年4月からは、原則としてすべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられました。これは最低限の基準であり、それを上回る性能を目指すかどうかは会社や施主の判断によって変わります。基準を満たしているかだけでなく、どの水準を標準にしているかまで確認しておくと安心です。

断熱性や耐震性など確認したい性能を整理する

国土交通省が定める住宅性能表示制度では、住宅の性能を共通の物差しで評価できるよう、項目ごとに等級が設けられています。たとえば耐震等級は1〜3の3段階で、等級1は建築基準法で求められる水準、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の地震力に耐えられる水準とされています。

断熱性能についても「断熱等性能等級」という指標があり、現在の新築では等級4が最低ラインです。いわゆるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準は等級5に相当し、さらに上位の等級6・7も設けられています。岐阜の暑い夏と寒い冬を快適に過ごすためには、どの等級を目指すのかを家族で話し合っておくとよいでしょう。

打ち合わせで確認しておきたい主な性能項目を、以下にまとめました。すべてを最高水準にする必要はありませんが、各社に同じ項目を質問すると比較がしやすくなります。

・耐震等級はいくつを標準としているか、構造計算を行っているか
・断熱等性能等級やUA値(外皮平均熱貫流率)の目安
・窓(サッシ・ガラス)の仕様
・換気システムの種類と、結露・湿気対策の考え方
・制震装置の有無など、繰り返しの揺れへの備え

3.予算に合った家づくりができるか

どれほど理想的な家でも、予算を大きく超えてしまっては住宅ローンの返済が重荷になり、暮らしのゆとりが失われてしまいます。工務店を選ぶ際には、予算の範囲内で要望をどこまで実現できるかを具体的に相談できるかどうかが大切です。

注文住宅の費用は、一般的に建物本体の工事費、屋外給排水や地盤改良などの付帯工事費、登記費用やローン手数料などの諸費用に分けられます。目安として、本体工事費が総額の7割前後を占め、残りを付帯工事費と諸費用が占めるといわれています。本体価格だけで判断すると、あとから数百万円単位で総額が膨らむこともあるため注意が必要です。

予算の相談に強い工務店は、要望に優先順位をつけながら、費用をかけるべき部分と抑えられる部分を一緒に整理してくれます。たとえば廊下を減らして延床面積を抑える、形状をシンプルにして外壁や屋根の施工費を下げるといった、設計の工夫によるコスト調整を提案してもらえるかどうかも見ておきたいところです。

さらに、建築費だけでなく入居後のランニングコストにも目を向けると、より現実的な資金計画が立てられます。断熱性を高めて冷暖房費を抑える、耐久性の高い外壁材でメンテナンスの頻度を減らすなど、長い目で見た「生涯の住宅費」を意識した提案をしてくれる会社は、信頼できるパートナーになりやすいでしょう。

4.担当者へ相談しやすく要望を伝えやすいか

家づくりは、最初の相談から完成・引き渡しまで、一般的に1年前後の時間がかかります。その間に何度も打ち合わせを重ねるため、担当者との相性は想像以上に大きな影響を与えます。気軽に質問できる雰囲気かどうかは、打ち合わせの満足度を左右するポイントです。

話を丁寧に聞いてくれるか、質問への返答が早いか、専門用語をかみ砕いて説明してくれるかなど、初回の相談で感じた印象は大切にしてください。「少し聞きにくいな」と感じる相手だと、小さな疑問を飲み込んだまま進んでしまい、完成後の後悔につながることがあります。

メリットだけでなく注意点も説明してくれるか

信頼できる担当者は、提案する間取りや素材のよい面だけでなく、気をつけるべき点もあわせて伝えてくれます。たとえば大きな吹き抜けは開放感がある一方、冷暖房効率や音の響き方に配慮が必要です。無垢材の床は足触りがよい反面、傷や伸縮が生じやすい性質があります。デメリットを先に教えてくれる姿勢は、施主の立場に立っている証拠といえます。

反対に、何を聞いても「大丈夫です」「問題ありません」とだけ答える場合は、少し慎重になったほうがよいかもしれません。判断材料となる情報を十分にもらえたうえで、自分たちで納得して選べる状態をつくってくれるかどうかを意識して打ち合わせに臨みましょう。

5.施工後の保証やアフターフォローが明確か

家は建てて終わりではなく、住み始めてからの年月のほうがはるかに長いものです。そのため、引き渡し後の保証やアフターフォローの内容は、工務店選びで必ず確認しておきたい項目です。保証の範囲と期間を書面で確かめることが、将来の安心につながります。

新築住宅については、住宅品質確保法により、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が事業者に義務付けられています。さらに住宅瑕疵担保履行法によって、事業者は保険への加入または保証金の供託によって資力を確保することが求められています。

この仕組みがあることで、万が一建てた会社が倒産した場合でも、保険法人に補修費用を請求できる場合があります。どの保険法人の保険に加入しているかは、契約前に確認しておくと安心です。法律で定められた10年の保証に加えて、会社独自に保証期間を延長しているかどうかも比較のポイントになります。

また、定期点検の時期と内容も重要です。引き渡し後1年、3年、5年、10年といったタイミングで点検を行う会社が多く見られますが、点検の頻度や対象範囲は会社ごとに異なります。不具合が起きたときの連絡先や、どのくらいの時間で対応してもらえるかについても、事前に聞いておくとよいでしょう。

6.岐阜での施工実績が十分にあるか

岐阜で家を建てるのであれば、岐阜県内、とくに建築予定地の周辺でどれだけ家を建ててきたかも確認しておきたいポイントです。地元での施工経験の豊富さは、気候や土地の条件に合わせた提案力に直結します。

また、地元で長く営業を続けているという事実そのものが、地域の人たちから一定の信頼を得てきた証とも考えられます。創業年や会社の歩み、公共工事の実績の有無なども、会社の安定性を判断する材料の一つとして見ておくとよいでしょう。

施工エリアと地域での実績を確認する

工務店によっては、対応できる施工エリアを「事務所から車で1時間圏内」などと定めている場合があります。建築予定地がエリア内かどうかはもちろん、拠点から現場までの距離も確認しておくと安心です。距離が近ければ、工事中の現場管理や完成後の急なトラブルにも対応してもらいやすくなります。

施工事例に地名が記載されている場合は、自分たちが建てたい地域での事例がどのくらいあるかを数えてみるのも一つの方法です。岐阜市、大垣市、各務原市など、同じ市内や近隣での実績が多い会社であれば、その地域の土地柄や行政手続きにも慣れていることが期待できます。

土地や周辺環境を踏まえて提案してもらえるか

同じ面積の土地でも、日当たりや風の通り方、道路との位置関係、隣家の窓の位置などによって、最適な間取りは大きく変わります。経験豊富な工務店は、実際に敷地を見たうえで「この方角から光を取り込みましょう」「道路側の窓は小さくしてプライバシーを守りましょう」といった、敷地の特徴を生かした具体的な提案をしてくれます。

岐阜では、河川に近いエリアや低地など、浸水リスクへの配慮が必要な土地もあります。各市町村が公開しているハザードマップを一緒に確認し、基礎の高さや設備の配置まで考えてくれる会社であれば、長く安心して暮らせる住まいにつながりやすいでしょう。

土地探しから相談したい場合は、不動産の知識を持つ工務店や、宅地建物取引業の免許を持つ会社を選ぶのも一つの方法です。建物のプランを想定しながら土地を検討できるため、「購入した土地に希望の家が建てられなかった」といった失敗を防ぎやすくなります。

7.実際の建物や施工現場を確認できるか

写真やカタログだけでは、空間の広さや天井の高さ、素材の手触り、室内の温度感などを正確につかむことはできません。完成見学会やモデルハウスで実際の建物に足を運ぶことで、その会社の家づくりの実力を肌で感じられます。

とくにおすすめなのが、工事中の現場を見せてもらうことです。完成すると壁や床の内側に隠れてしまう断熱材の施工状態や構造部分、現場の整理整頓の様子などから、会社の丁寧さや品質管理の姿勢が見えてきます。現場見学に前向きに応じてくれる会社は、施工に自信を持っている証ともいえるでしょう。

見学の際は、ただ眺めるだけでなく、気になった点をその場で質問してみてください。「この断熱材はどのような種類ですか」「この窓の位置にはどのような意図がありますか」といった質問への答え方からも、担当者の知識や説明の丁寧さを確かめることができます。

工務店を比較するときに気をつけたいポイント

候補となる工務店がいくつか見つかったら、次はそれぞれを比較して依頼先を絞り込む段階に進みます。ところが、この比較の段階でつまずいてしまう方は少なくありません。比べ方を誤ると、本当に自分たちに合う会社を見落とすおそれがあるためです。

よくあるのは、見積もりの金額だけを並べて判断してしまったり、会社ごとに異なる条件で話を聞いてしまい比較にならなかったりするケースです。また、インターネット上の評判を鵜呑みにしてしまうことも、判断を誤らせる原因になります。

ここでは、岐阜で工務店を比較する際に意識しておきたい注意点を解説します。事前に知っておくだけで、比較の精度が大きく変わるはずです。

価格だけで工務店を決めない

家づくりにかかる費用は大きいため、少しでも安い会社を選びたいと考えるのは当然のことです。しかし、見積もり金額の安さだけを理由に依頼先を決めると、あとから思わぬ追加費用が発生したり、性能や仕様に不満が残ったりすることがあります。金額の差が生まれている理由を必ず確認しましょう。

たとえば、A社とB社の見積もりに200万円の差があった場合、その差は断熱材や窓のグレードの違いかもしれませんし、外構工事や照明が含まれているかどうかの違いかもしれません。価格の比較は、中身をそろえたうえで行って初めて意味を持ちます。

見積もりに含まれている工事や設備を確認する

見積書は、会社によって書式や項目の分け方が異なります。「本体工事一式」のようにまとめて記載されている部分が多いと、何にいくらかかっているのかが見えにくくなります。項目ごとに内訳が示されているか、「別途」とされている工事がないかを一つずつ確認していきましょう。

とくに見落としやすいのが、地盤改良工事、屋外の給排水工事、外構工事、照明器具やカーテン、エアコンの設置費用などです。これらが見積もりに含まれていない場合、あとから合計で数百万円が上乗せされることもあります。見積もりを受け取ったら、下記のような項目が含まれているかを確認してみてください。

・地盤調査費と、必要な場合の地盤改良工事費
・屋外給排水工事・電気引き込み工事
・外構工事(駐車場・フェンス・植栽など)
・照明器具・カーテン・エアコンなどの設備
・設計料・確認申請費・各種検査費用

不明な点があれば、遠慮せずに担当者へ質問してください。わかりにくい項目を丁寧に説明してくれるかどうかも、その会社の誠実さを判断する材料になります。質問に対して曖昧な回答しか返ってこない場合は、契約前にしっかりと確認を重ねることをおすすめします。

複数の会社をできるだけ同じ条件で比較する

複数の工務店に相談する際は、できるだけ同じ条件を伝えて提案や見積もりを依頼することが大切です。延床面積や部屋数、希望する性能などが会社ごとにばらばらだと、比べているようで比べられていない状態になってしまいます。

比較する会社の数は、2〜3社程度が現実的な目安とされています。1社だけでは相場や提案の幅がわからず、反対に5社以上に広げると打ち合わせの負担が大きくなり、情報を整理しきれなくなりがちです。

家づくりで譲れない条件を先に整理しておく

同じ条件で比較するためには、まず自分たちが家づくりで何を求めているのかを整理しておく必要があります。「延床面積は30坪前後」「耐震等級3は必須」「リビングは20畳以上」など、絶対に譲れない条件を書き出しておくと、各社に伝える内容がぶれにくくなります。

あわせて「できれば実現したい条件」も別に整理しておくと、予算に合わせた調整がしやすくなります。条件をメモにまとめ、どの会社にも同じ内容を渡すようにすると、提案の違いが純粋に会社の力量の差として見えてくるはずです。

会社ごとの提案内容や対応の違いを見る

同じ条件を伝えても、返ってくる提案は会社によって驚くほど異なります。ある会社は収納量を重視した間取りを出し、別の会社は家事動線を短くすることを優先するかもしれません。こうした違いにこそ、各社の家づくりの考え方が表れます。

提案内容だけでなく、対応の早さや連絡の丁寧さも比較してみてください。見積もりや図面が約束どおりの期日に届くか、こちらの質問の意図をくみ取って答えてくれるかといった点は、契約後の打ち合わせや工事中のやりとりの質を予想する手がかりになります。

口コミだけで判断せず自分の目でも確かめる

Googleマップのレビューや住宅情報サイトの口コミは、会社の評判を知るうえで手軽な情報源です。実際に家を建てた人の感想には、ホームページには書かれていないリアルな声が含まれていることもあります。ただし、口コミはあくまで参考情報の一つと捉えておくことが大切です。

口コミの内容は、書いた人の家族構成や予算、期待していたことによって評価が大きく変わります。極端に高い評価や低い評価だけを見て判断すると、自分たちの状況に当てはまらない情報に振り回されてしまうこともあるでしょう。また、投稿数が少ない会社ほど、1件の評価が全体の印象を大きく左右しやすい点にも注意が必要です。

最終的には、見学会や相談会に実際に足を運び、自分の目と耳で確かめることが欠かせません。可能であれば、その会社で家を建てた知人に話を聞いたり、入居後の住まいを見せてもらえる機会がないか尋ねたりするのもよい方法です。複数の情報源を組み合わせて、総合的に判断していきましょう。

工務店へ相談する前に家族で決めておきたいこと

岐阜で工務店を選ぶ際、会社を比較することと同じくらい大切なのが、相談前の準備です。家族の中で考えがまとまっていないまま打ち合わせに臨むと、提案を受けても判断ができず、打ち合わせの回数ばかりが増えてしまうことがあります。

事前に家族で話し合っておけば、工務店にも要望を正確に伝えられるため、的確な提案を受けやすくなります。また、夫婦や親子で意見が分かれるポイントを早めに把握しておくことで、打ち合わせの場で迷う時間も減らせるでしょう。

ここでは、工務店へ相談する前に家族で決めておきたい3つのことを紹介します。完璧に決めきる必要はありませんが、大まかな方向性だけでも共有しておくと、家づくりがぐっとスムーズに進みます。

予算と希望する入居時期を整理する

まず話し合っておきたいのが、家づくりにかけられる予算です。自己資金としていくら用意できるのか、住宅ローンで毎月いくらまでなら無理なく返済できるのかを確認しておくと、現実的な総予算の上限が見えてきます。

住宅ローンは「借りられる額」と「無理なく返せる額」が異なる点に注意が必要です。金融機関の審査で借りられる金額いっぱいまで借りてしまうと、教育費や車の買い替え、老後の備えなどに回す余裕がなくなるおそれがあります。現在の家賃や生活費をもとに、月々の返済額に余裕を持たせて考えるのが安心です。

あわせて、希望する入居時期も整理しておきましょう。子どもの入学や転校のタイミング、現在住んでいる賃貸住宅の更新時期などから、いつまでに入居したいかを逆算しておくと、工務店側もスケジュールを組みやすくなります。一般的には、相談から入居まで1年前後かかることが多く、土地探しから始める場合はさらに期間が延びる傾向があります。

なお、土地を持っていない場合は、土地代と建物代の配分も話し合っておくとよいでしょう。土地に予算をかけすぎると建物の性能や広さを削らざるを得なくなるため、総予算の中でバランスを考えることが大切です。この配分についても、工務店に相談しながら決めていくことができます。

間取りや暮らし方の希望を書き出す

次に、新しい家でどのように暮らしたいかを家族それぞれが書き出してみましょう。「部屋数はいくつ必要か」といった条件だけでなく、休日の過ごし方や家事の分担といった日常のイメージまで言葉にしておくと、工務店に意図が伝わりやすくなります。

書き出す際の参考として、以下のような項目を家族で話し合ってみてください。

・家族構成と、10年後・20年後に想定される変化
・必要な部屋数と、それぞれの部屋の使い方
・料理・洗濯・掃除などの家事の流れ
・趣味や在宅ワークなどに必要なスペース
・車の台数や自転車の置き場所

書き出したメモや、気に入った住まいの写真を切り抜いたスクラップなどを打ち合わせに持参すると、言葉だけでは伝わりにくいイメージも共有しやすくなります。SNSで見つけた画像を保存しておくのも手軽な方法です。

現在の住まいで感じている不満も整理する

理想の暮らしを考えるのが難しいと感じたら、今の住まいで困っていることから考えてみるのも効果的です。「冬の脱衣所が寒い」「洗濯物を干す場所が遠い」「玄関が狭くて靴があふれる」など、日々のちょっとした不満の中に、新しい家で解決したい課題が隠れています。

不満を整理しておくと、工務店側もその原因を踏まえた提案がしやすくなります。たとえば寒さの不満であれば断熱性能の見直し、家事の負担であれば動線の改善といったように、具体的な解決策につなげられるでしょう。家族それぞれが感じている不満は意外と違うものなので、全員で出し合ってみてください。

家づくりで優先したい条件を決める

予算や要望を整理していくと、すべてを実現するのは難しいと気づく場面が出てくるはずです。そこで大切になるのが、条件に優先順位をつけることです。何を最優先にするかを家族で共有しておくと、打ち合わせで判断に迷ったときの拠り所になります。

たとえば「性能」「デザイン」「広さ」「立地」「費用」といった項目を並べ、家族で順位をつけてみる方法があります。夫婦で順位が大きく異なる場合は、それぞれがなぜその項目を重視するのかを話し合うことで、お互いの考えへの理解が深まり、共通の判断基準が生まれやすくなります。

この優先順位は、工務店を選ぶ際の物差しにもなります。性能を最優先にするなら性能に力を入れている会社を、デザインを重視するならその好みに合う事例を持つ会社を、といったように候補を絞り込めます。家族の価値観を明確にしておくことが、結果として後悔の少ない工務店の選び方につながるのです。

岐阜で新築住宅を建てるなら「丸永建設株式会社」におまかせください。

ここまで、岐阜で工務店を選ぶためのポイントや比較の注意点をお伝えしてきました。「地域に根ざした会社に相談したい」「建てた後も長く付き合える工務店を探している」という方に、丸永建設株式会社(マルナガ)の家づくりをご紹介します。

マルナガでは、新築の打ち合わせから工事、そして住み始めた後まで、お施主様が安心して暮らせることを何より大切にしています。ご相談やお見積りは無料で承っていますので、比較検討の一社としてお気軽にお声がけください。

丸永建設株式会社は岐阜市を拠点に地域に根ざした家づくりを行っています

丸永建設株式会社は、昭和61年5月の創立以来、岐阜市旦島を拠点に住まいづくりを手がけてきた工務店です。いつでも何でも相談できる身近な存在を目指し、地元の皆さまの「住まいのパートナー」として活動しています。岐阜県や岐阜市、大野町の公共工事にも携わってきました。

地元に根付いた工務店だからこそ、お困りごとがあればすぐに駆けつけられる距離感を大切にしています。お問い合わせは、お電話・お問い合わせフォーム・LINEから、使い慣れた方法でお選びいただけます。

新築からリフォーム、古民家の大規模リフォームまで対応

マルナガは新築だけでなく、水まわり一か所の小規模なリフォームから間取り変更を伴う大型リノベーション、さらに古民家の大規模リフォームまで幅広く手がけています。木造建築の構造に詳しいことを生かし、古民家を現代の暮らしに合わせて再生するお手伝いもしています。

「リフォームと新築のどちらがよいか迷っている」という段階でのご相談にも対応可能です。また、住まいの健康診断サービス「おうちドック」や木造住宅の無料耐震診断など、住まいを長く守るための取り組みも行っています。

フルオーダーメイドの注文住宅で理想の暮らしを形にします

マルナガの新築は、お客様の思い描く未来に合わせたフルオーダーメイドの注文住宅です。「暮らしやすさ」「コスト」「デザイン性」の3つの観点から、建てた後の生活まで見据えた家づくりをご提案しています。主婦の視点を取り入れた家事動線の工夫や、外からの視線を遮りながら明るさを確保する設計なども得意としています。

性能面では、最高等級となる耐震等級3の設計を標準とし、耐震と制震を組み合わせて繰り返しの地震にも備えています。LIXILスーパーウォール工法の加盟店として、断熱性や気密性を高め、部屋ごとの温度差が少ない住まいづくりに取り組んでいます。屋根や外壁には耐久性の期待できるガルバリウム鋼板をご提案し、将来のメンテナンス負担の軽減にも配慮しています。

保証面では、通常10年とされる地盤・建物(構造・防水)の保証を20年とし、住宅設備も10年間保証しています。定期点検は引き渡し後1・3・5・10年に実施し、保証期間終了後も末永くお付き合いさせていただきます。岐阜での家づくりに迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

岐阜で家を建てる際、工務店とハウスメーカーのどちらが優れているかに決まった答えはありません。自分たちが家づくりで何を重視するのかを明確にしたうえで依頼先を検討することが、後悔しない工務店の選び方の出発点になります。

本記事でお伝えした要点を振り返ると、まず1つ目は、工務店は地域に根ざし、設計の自由度や地域特性を踏まえた提案に強みがあるという点です。2つ目は、得意分野、住宅性能、予算、担当者、保証、岐阜での実績、現地確認という7つのポイントで比較すると判断しやすくなることです。

3つ目は、価格だけで決めず、見積もりの中身をそろえ、複数の会社を同じ条件で比べることの大切さです。そして4つ目は、相談前に予算や入居時期、暮らし方の希望、優先順位を家族で整理しておくことで、打ち合わせの質が大きく高まるという点です。

岐阜は夏の暑さや冬の冷え込み、地域ごとに異なる土地の条件など、家づくりで考慮すべき要素が多い地域です。だからこそ、地元の気候や土地柄をよく知り、建てた後も長く寄り添ってくれる工務店を選ぶことが、安心して暮らせる住まいへの近道といえるでしょう。

家づくりは、家族の未来を形にする大切なプロジェクトです。気になる工務店が見つかったら、まずは見学会や相談会に足を運び、担当者と話してみてください。納得できるパートナーとの出会いが、理想の住まいを実現する第一歩になるはずです。

【注意事項】

お引渡し前のお施主様の大切なお住まいです。
内覧の際には手袋、靴下の着用をお願いしております。
傷をつけたり汚してしまうことがないよう、お子様連れの場合は手をつなぐなど十分ご配慮いただきますようお願いいたします。
また、建物内での飲食、撮影はご遠慮ください。
建物内のトイレ等設備はご利用いただけません。
上記内容に同意いただける方のみご予約を受け付けさせていただきますので、ご了承ください。

築10年以上の
お家にお住まいの方へ

  • 建ててから一度も家を
    診てもらったことがなく不安
  • もうすぐ台風の時期で
    雨漏りが心配
  • 知らない業者に家に異常があると
    言われたが、信用していいのか不安

こんな心配事も、
マルナガが解決します